タイヤのサイドウォールには、 タイヤサイズや 偏平率、 速度記号、 ロードインデックス(LI)、 製造年週 など、様々な情報が刻印されています。いわばタイヤの履歴書です。これらの情報を的確に把握し、正しく活用することが、安全なドライブにつながります。
タイヤサイズには、以下のような情報が含まれています。
また、表示例にはいくつかのパターンがあります。
偏平率とは、タイヤの断面幅(S)に対する断面高さ(H)の比率を表す数値です。
偏平率(%)=H/S×100
※タイヤの外径を変えず、偏平率を下げることを「インチアップ」と言います。
ロードインデックス(LI)は、規定の条件下においてタイヤ1本で支えることができる最大負荷能力を示す指数です。
タイヤの種類やカテゴリーによって、最大負荷能力に対応する空気圧は異なります。
負荷能力が不足するタイヤを装着して走行すると、タイヤの損傷につながって危険です。
速度記号(スピードレンジ)は、規定の条件下でそのタイヤが走行できる最高速度を示しています。
※ZRは速度カテゴリーです。
●最高速度とは、タイヤが規定の条件下で走行することが可能な最高の速度を意味しています。
2000年以降の製造番号では、下4桁(例0117)の数字で製造年週を示しています。
最初の2桁の数字01は週(1週)を、最後の2桁の数字17は年(2017年)を意味します。
1999年以前の製造番号では、下3桁(例159)の数字で製造年週を示しています。
最初の2桁の数字15は週(15週)を、最後の1桁の数字9は年(1999年)を意味します。
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